インコの日記

さえずり、ドラミングなど

日記をつける

いまさらながら、日記をつけることにした。

動機はいたってシンプルで、自分の文章力が低いからだ。

 

自分は会社で2歳下の新入社員のトレーナーをしているのだが、その子と比較しても自分の文章能力が低いと思う。メールや議事録の指導をした時に、自分が手入れをしたせいで却って読みづらくなってしまうことがままあるし、本当に恥ずかしいことだが自分の伝え方が不十分なせいで彼女にミスをさせてしまうことだってある。

おそらくこれは自分の文章作成の経験値が人と比べて圧倒的に不足していることが原因であり、今になってさぼってきたツケが回ってきたのだ。思い返せばガキのころから作文と呼ばれるものを忌避していた。読書感想文ではカタカナを多用し文字を水増ししていたし、中高の現代文でも論述問題を避けて選択式ばかり解いていた。さらに言えば友人とlineで個チャをした回数すら少ない。唯一、Twitterだけはしていた(今もしている)が、しょせん140字以内の”つぶやき”でしかないし、そのうちの大半は意味のないオタクの鳴き声に過ぎない。

 

さらに悲しいことに、自分の文章は相当につまらない。

本当に、恐ろしいほどに、つまらない。

面白い文章の特徴として、読み手に作者の感情を想起させることができるというものがあるが、自分は感情のこもった文章を書くことができない。実際、ここまでの文章で何一つ感情を動かす要素はなかったはずだ。仕事のメール・チャットでは「!」や「。。。」を多用してなんとかごまかしているが、読み手からすればうっとおしいとしか思えない。

 

すみません!今メール見ました!戻り次第すぐ対応します!!!

 

これは実際に会社の先輩に送ったチャットで、誰彼構わず日々こんな文面ばかり送り付けている。今はまだ若手と呼ばれる年齢だから許されているのかもしれないが、これが40、50歳にもなってこんな文章だったら、統合失調症患者だと疑われてもおかしくないし、少なくとも仕事ができない人間だと一瞬で判断されるだろう。

 

自分ができないことを書き連ねるのは中々に苦しいことだが、ただ無視しているだけでは一向に状況は改善しないと思い、せめてもの足搔きとして日記をつけることにした。

今から始めたところでこれまでの負債を取り返せるとは思えないが、できる限り頑張ってみる。

1日1,000字、10日で10,000字、3か月で文庫本一冊。このペースで。