"いつもの"を手繰る
過去に記事にしたことがあるが、自分は立ち食い蕎麦が大好きで、外で昼食をとるときの大半は立ち食い蕎麦だ。コンスタントに週一のペースで通っていて、社会人になった時、つまり3年前からほぼ毎週欠かさず行っている。盆暮れ正月や、仕事で昼飯をくいっぱぐれた週を抜いたとしても、年40回は行っているだろうから、少なく見積もっても100回は立ち食い蕎麦をすすっている計算だ。そうすると好みの店や食べ方が自分の中で決まってくるわけで、今日は”いつもの”店*1で”いつもの”を食べた。

これで500円
びっくりするぐらい雑に盛られた椀に山盛りのモヤシをぶち込み、麺かモヤシかよくわからないまま手繰る。時たまそのどちらでもないものを食べた際は「これはぜんまいかな?」「山菜かと思ったらねぎの切れっぱしのようだな」と食感の違いを楽しむ。味に飽きたらカンフル剤として唐揚げをひとかじり。モヤシor麺→山菜orねぎ→唐揚げの三角食べを繰り返していくうちに、徐々に椀の中から具材が消えてくる。箸に何も引っかからなくなったらラストスパート。椀の中に写る自分が見えなくなるまで七味をぶっかけ、「気合の塊」と化したつゆを豪快に一気飲みして、ごっそさん。
これが自分にとっての”いつもの”食べ方。仕事の方はいつも通りにはいかないことが多いのだから、せめて昼飯ぐらいはいつも通りでありたい。
*1:普段行く店は椅子はおろか机と呼べるものもなく、ただ壁から板が生えているだけのとんでもなくスパルタンな店なので、写真の見てくれが悪いのは勘弁してほしい。
後ろ髪の引き具合
社会人になってはじめて、飲み会を中座した。理由はもちろん、今週末の親友の結婚式に向けてコンディションを整えるためだ。実はここ1か月ぐらい真剣に減量をしていて、途中旅行や不慮の事故による中断をはさみながらも、月2キロのペースで体重を減らしている。そして、一番の本番が今週末に控えていることもあり、月~金は何としてもマイナスペースを維持する必要がある。と、いうわけで、今日の会社の飲み会を1次会で抜けてきた。
それにしても飲み会を中座するのがここまで面倒だとは思わなかった。朝一出社したらすぐに課長から「今日お前は漬物しか食えないな!」と言われたし、飲み会中も「ビールを飲むな!」「てんぷらを食うな!」と周囲からヤジが入る。うるさいことこの上ない。おっさんたちはホイホイ飲むからそんな体になっているのだといいたくなるところを、せめてもの妥協点で頼んだハイボールでぐっとこらえる。好き好んで飲みが多い業界に入ったわけだから、こういったヤジはむしろ心地いいぐらいだけれども、いくら何でも当たりが強いし、ハラスメントと言われても反論の余地はないレベルだ。
極め付きは1次会から2次会への移動のタイミングだった。「お前は来ないのか?」とかならまだいいが、「もうダイエットはあきらめろ」とか、「いまさら無理だ」とかの罵詈雑言がポンポン飛び出す。上役からは「評価するのは俺だからな」といった、もうすべてが昭和な言葉まで飛び出す始末。平成を飛び越えて昭和がこの時代に権限していた。しかし、自分はこれに備えていくらか切り札を用意しており、
1.過去の飲み会は3次会までフル参加していたこと
2.先週ぐらいから1次会で帰宅する人間を集めていたこと
3.「最近頑張ってるし許してやるか」ぐらいは働くこと
何とかこの3つをフル活用して今日は逃げおおせることができた。
いや、それにしても、ここまで頑張らなければならない飲み会の2次会なんて、普通に考えたら行きたくない。それに引き止め方も雑なことこの上ない。2次会の誘い方も立派な仕事のスキルだと思うし、これこそ上司先輩の腕の見せ所だと思う。今夜ばかりはいかなくてよかったと、心の底から思った。
旅行の準備って、なに?
今週末の三連休はかねてから温めていた旅行に行く。先週末も旅行に行ったのだが、今週はちょっと特別だ。まず2泊ともちゃんとした宿に泊まるし、行く先々でアクティビティに参加するし、最終日はちょっとおめかしをする必要がある場所に行く。そんなわけで、ちゃんと準備をしなければならない。
しかしいざ旅行の準備となると何をしなきゃいけないのかよくわからない。自分は旅行に行った回数だけなら多いから、最低限持って行かなければならないものは分かっている。それは財布、携帯、家の鍵の3つで、それさえあればなんとかなる。服は現地で買えばいいし、最悪着替えを一切しない激臭汚人になっても旅行自体はできる。ただ、それはあくまで”できる”レベルの話で、実際問題旅行の同行者が周囲に激臭をまき散らしていたら旅程どころか友情が崩壊するだろう。
じゃあ、その3つの他に何を持っていくべきなのか。残念ながらすぐに思いつくのは服、靴、代えのコンタクト、髭剃りぐらいだ。できる人は共用の充電ケーブルとかテーブルゲームを持っていくだろうし、こだわる人はドライヤーなどの小型家電まで持ち込むのだろう。ただ、今回の旅行の同行者は旧来のオタク友達3人で、気を利かせることもこだわる必要も一切ない。すると、本当に何をもっていけばいいのかわからない。荷物が多ければ邪魔になるし、かといって不足があればネタにされるし。。。
旅行の準備の正解が一切わからないまま時間が過ぎていく。早く寝たいのに。
自炊ができていない
タイトルの通りだが、ここ最近自炊ができていない。週末にもらった風邪のせいで調理する元気がない。そして仕事が繁忙期なこともあり、スーパーがやっている時間に帰ることができない。ないないづくしだ。
そんなわけで外食が増えている。町中華、牛丼、オリジン弁当。せめてもの抵抗として野菜が多そうなメニューを頼んではいるものの、やっぱり自炊には追い付かないのか、ここ数日肌荒れが酷い。トマトや青菜のみずみずしさを脳の片隅に思いながら、付け合わせのしょっぱい漬物をポリポリ食べている。仕事中も頭の中にあるのは野菜、野菜、野菜。コンビニのカット野菜でもいいのだけれども、仕事が終わるころにはしなしなのくしゃくしゃになっていて、どうも食指が動かない。
あ~あ。野菜がモリモリ食えるだけの時間と余裕が欲しい!
強行軍の対価
一年ぶりに風邪を引いた。のどが痛くて関節がギシギシときしみ、頭がぼうっとする。鼻水と熱が出たら風邪の症状フルコースといったところ。いやはや、辛い。風邪らしい風邪にかかるのはおよそ一年ぶりで、その時は39度近くまで熱が出たから今回もそれぐらい行くのかしら。まだまだこれから体調が悪化しそうで、気分が憂鬱だ。
今回の風邪は心当たりがいくつもある。風邪の症状がうっすらと出てきたのが日曜日の昼頃。それまでの経緯は
9/13金曜日:合コン→クラブで朝帰り。
9/14土曜日:朝9時の飛行機で島根の隠岐諸島旅行に出発。睡眠時間は仮眠1時間と飛行機&フェリーのみ。
9/14土夜~9/15日朝:旅の目的である「奉納古典相撲」を夜通し観戦。途中レンタカーの車内で仮眠を取ったが車中泊で数時間程度。
っといった具合で、もう強行軍としか言いようがない。寝ていないうえに日中は残暑の中動き回っていたので、日曜日時点で体力はすっからかん。また、汚い話で申し訳ないが、金~日朝までの間歯を磨くタイミングを逸しており、口内環境も最悪。そんなわけだから日曜日にはのどの違和感が出始め、その日の夜から空咳が止まらなくなった。隠岐諸島に薬局や病院は少なく、しかも祝日だったこともあり医者にも掛かれずじまい。家に帰った月夜にはだいぶのどが脹れて声もガビガビになってしまった。あ~あ。おしまいだ。そして今朝、喉の痛みで目が覚めて、ついでに体の節々が痛くなって、今に至る。
自分は体力には自信があるタイプではなかったが、少なくとも旅行中に風邪をひくタイプではなかった。大一の時に中国を一週間放浪した時は毎日激辛料理を食べていても深刻な症状にはならなかったし、オーストラリアの砂漠を2週間かけて縦断した時も口内炎一つできずぴんぴんしていたのに、たった二日無理をしただけでこのざまだ。10代の大学生とアラサーの社会人を同列で比較するのがナンセンスと言われればそうかもしれない。心はまだ若者のつもりだったのに。
ともかく、ここまで残念な形で、自分がもう若くないことをまざまざと分からされてしまった。しかし悲しんでいる余裕はない。なんと次の3連休にも北海道に旅行に行く予定がある。さっさと日記を書きあげて寝る。
いい加減涼しくなってほしい
暑すぎる。9月に入って2週間弱が過ぎたというのにこの気温だ。先週わずかに秋の気配を感じたと思ったのに、目を離したらすぐこれだ。バカも休み休みやってほしい。
夏が暑いのは別に構わない。ギラギラ輝く太陽ともくもくと沸き上がる入道雲の下で、サザンや湘南乃風を流しながら自慢の愛車を転がす。目についた可愛い子をサングラス越しに流し見る。そんな馬鹿な遊びが許されるぐらいのエネルギーが夏にはある。それに暑いからこそ、そうめんや冷やし中華といった夏限定の料理が旨くなる。
しかし、その楽しさもお盆までで十分だ。遊びも飯ももう飽きた。そんな人間の気持ちを知ってか知らずか、夏を形作るバイプレイヤーたちはもうすでに退場している。あんなも強烈な光線を浴びせてきた太陽は、いつの間にか定時帰りのサラリーマンのごとくそそくさと地平線の向こうに行くようになったし、どこまでも高く伸びていた入道雲も、低空をうろうろしながらヒツジ雲としてバラバラになった。ただ気温だけが取り残されて不快極まりない気候をバラまいている。もう夏は終わったんだからさっさと退場してほしい。早く諦めて秋にバトンタッチしてくれよ。
そろそろ適量はわきまえた方がいい(失敗)
料理をするうえで一番わからないもの、適量。鍋一つ分の大損につながることもあるし、個性を引き出すこともできる魔法の言葉。何事も直感でどうにかする自分にとって、レシピの中の適量は自分の感性を図る物差しだ。レシピよりも自分の直感を信じて元の料理より美味しそうなものができた瞬間は、誰も知らない真実に自分だけが辿り着いたかのような気持ちになれて最高だ。優越感を味わいたいがためにレシピ内の適量を拡大解釈して調理することが自分は多く、そしてよく失敗する。
自炊をするようになってから3年ぐらいの経つので、冒険できる適量と守りに徹した方がいい適量の区別はさすがにできるようにはなったとは思っている。塩・醤油・唐辛子などは一発でバランスが崩れかねないので慎重に行くべきだとか、出汁とか薬味・ハーブといった味覚のメインにはならない分野には積極的に挑戦すべきだとか*1。ただ、いまだに分からないのが食材の適量で、今日はそこで失敗した。
そもそも、今日のレシピはスンドゥブで、出来合いのスープと具材を煮込むだけだから、どうやっても失敗しない。実際調理自体は難なく進んだし、煮込んでいる間に皿を洗うぐらいの余裕すらあった。ただ、出来上がって皿にスンドゥブをよそっているとき、つまりもうどうしようもないときに、失敗に気が付いた。明らかに量が多いと。

原因はわかりきっていて、空腹時にスーパーに行ったことと、食欲のまま具材を調達したことだろう。スンドゥブのキットには「豆腐半丁のほかにお好みの具材をどうぞ」と書かれているのをいいことに鶏もも肉を一枚丸々ぶち込んだ。そして、「半丁も一丁も変わらないだろう」と思い豆腐を倍量入れた。よくよくキットの箱を見返すと大きく2人前と書かれていた。もう、調理方法以外何もかもがおかしい。こんなはずじゃなかったと思いながら、一家全員を養えそうなほどのスンドゥブを30分かけて食べ終えた。